外遊帳 2016 秋

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12月 某日 年の瀬 そして、アフリカへ

親指のイトウがとうとういなくなった。そして、カーポートもついに直った(4か月だよ、壊されてから)。
だから、今年もカヤックを川に浮かべ、イトウのポイントを目指した。

毎年のことながら、暗いうちに艇を下し、何時間かかけてポイントに着いた。
例年と違うのは、気温が高いこと。
流石に朝はマイナス気温だったが、それでもそれほどパドルや艇が凍りつくこともなかった。
釣りを始めた時は、すでに気温もプラスになっており、ラインは全く凍らなかった。
誰もいない静かな川と、キャストすると快適に出ていくライン。
大物の期待が高まったが、静かな水面は最後まで静かなままだった。

いつものように、日暮れの中、川を漕ぎ脱渓点を目指した。
いつものように、真っ暗な中、脱渓点についた。
いつものように、日の出のころウイスキーを呑む。
いつものように、最終釣行に魚は釣れなかった。


いつもの川で、いつもの酒を飲む。早朝のバーボンはいつも旨い。


今年の魚釣りはの日数は13日間だった。15年以上前になるだろうか、一番釣りに行っていたころはひと月でこのくらいの日数川に立ったのだが、最近は年間釣行もずいぶん減った。
13日の釣行日数のうち、イトウを狙いにいったのが6日間。計22本のイトウを釣った。
今年はイトウの釣り方が少しわかった気がしている。が、いい年とは言えない。
初めてかけた大物を2本立て続けにバラしたのが全てだ。
来年こそは、大人のイトウと言えるサイズを釣りあげたい。


さて、話は変わるが、12月24日に日本を発ち、2週間ほどケニアに行ってくる。

私の動物好きは、たぶんきっと、少年時に見た「野生の王国」というTV番組に由来しているのではないかと思う。その毎週の番組の多くの回が、アフリカのサバンナの野生動物たちの回だった気がする。

それでも、大勢のサファリツアー客と一緒に同じ車でぞろぞろと動物を見るというイメージがあり、また、旅行代金の高さもあり、これまで強く行きたいとは思わない土地であったが、ふと、やっぱり一度行っておきたいな、と思い、そこからは、いつものように即決だった。

格安航空券をとり、現地旅行会社と連絡をとりあって日程や金額を調整し、やっと納得の行く旅程と金額となった。現地の旅行会社とは15回以上もメールでやりとりをして、詳細を詰めていった。

どういう旅になり、どんな動物たちと出会えるのかは、まだわからないが、本当に楽しみだ。
ユーコンの時のように、またこのHPで特集を組みたいと思っている。

11月27日(日) 寒いなあ。

ちょっと更新をサボっていると、一気に季節が冬になるから嫌になる。
しかし、紅葉の時期は短かったなあ。
モミジが赤いうちに雪が降ってしまったよ。
だいたい11月初旬で、職場付近は早朝マイナス10度以下になるんだよ。ありえない!






上の3枚はどれも職場や通勤途中に、ちょっと写したもの。


最近は、手首と足首と胃が痛くて釣りに行くという感じではなかった。
通勤途中や娘のソフトボールの送りついでに鳥見が少しできる程度。

今日は、各種痛みが和らいだので、朝から鳥見に出かけた。
で、車から降りたら、足元が凍っていて、しかも陥没していたので、滑ってコケタ。

持っていたカメラのレンズキャップの端がレンズにめり込んでいるのが見えた。
やばい。
肘をしこたま打ったが、カメラの方が心配だ。
痛みをこらえてナイフの先でキャップをはずしてみた。大丈夫、傷はついていない。

ほっとしたが、腕が痛い。
握力が出ない。
袖をたくしあげ、その辺の雪でとりあえず冷やす。

その後、ひとまず握力はもどったが、双眼鏡を持ってもカメラを構えても痛むので困った。

それでも夕方まであっちこっち偵察し、家に帰った。

今日は猛禽にたくさん出会えた。
中でも向こうから飛んできて近くの枝にとまったオオワシは、私を全く怖がらずに至近距離から撮影させてくれた。

来週は、竿納め釣行の予定。今日打った肘は大丈夫なのか?
完治したとは言い難い左手首は大丈夫なのか?

いや、大丈夫なはず。なぜなら、呪いのイトウが爪から消えたから!




10月8日(土) 9日(日) 北へ

金曜日、仕事を早々に切り上げて北に向かった。
3連休は3日間ともなんらかの仕事が入っていたが全てキャンセルした。それから、娘のソフトボール後援会の荷物運びの当番があたっていたが、それは妻に押しつけた。数日前に札幌に住む大切な知人が子連れで私に会いに来たいとの連絡があったが断った。そんなにしてまで行こうと思ったのは、左手の親指にまだイトウが泳いでいるから。


爪のイトウもだいぶ上まで上がってきた。

土曜日は、夏に大きなイトウをバラシたポイントに向かった。
釣り場に着く直前、車の温度計はO℃を指した。
寒かったが、その分蚊が少なくて助かった。しかし水量は夏よりは多く、迂回しなければならない場所が多かったので、夏よりも倍くらいの時間を掛けて移動しなければならなかった。

川の両側に密生するササ藪はわずか15m移動するのに15分もかかるし、岸際の泥壁はまったく靴底のグリップなど効かないものだから、何度も川に滑落してしまった。
そして、一度滑落すると、今度はつるつるの川岸に這いあがらなければならず、掴めそうな草や枝や笹・足が掛りそうな出っ張りや沈倒木、木の根などは何でも利用してよじ登らねば川からあがることはできない。それはまるでボルダリングをしているような格好で、筋力も相当に使う。移動のかなりの割合を四つん這いで進む自分の姿を映像に記録して仲間や家族に見せたらどんな顔をするかと考えたら、可笑しくて森の中でひとり笑ってしまった。
半日コースだと思って釣り始めたこのポイントは、直線距離にしてたった1km弱の区間だったのが、脱出地点に着くころには薄暗くなり始めていた。入渓してから10時間以上も掛ったことになる。その間に口にしたのは500mlのお茶とウィダ―インゼリー1つだけ。車に戻った時はくたくたのボロボロになっていた。

くたくたのボロボロのへとへとになる釣りではあったが、その分人はあまり入っていないようで、魚の活性は非常に高く、いるだろうというポイントからはだいたい顔を出してくれた。
サイズは50〜70cmと中型ばかりだったが、8本のイトウと出会えた。
また、魚こそ出せなかったが、夏にバラシたポイントがその後の大雨でも形を変えずに残っていたのは嬉しかった。またあそこから魚が出ることもあるのではないかと思う。

前日、あまりにも疲れ切ってしまったので、日曜日はあまり過酷ではない場所で釣りをしようとポイントをいくつか偵察したが、どうも竿を出す気にならず、結局好きなロケーションの釣り場を選んだ。

この日は、遡上したカラフトマスがたくさんいて、それがミノーに掛ってきてしまうのがやっかいだった。
カラフトマスやアメマス、ウグイなどという魚も掛ったが、この区間でも、昨日と同様ここにいるだろうというポイントからは高確率でイトウがヒットし、小さいながら4本を追加することができた。

無理をすれば次の日も釣りをすることが可能だったのだが(そして金曜日にはそのつもりだったのだが)、この日の午前中で釣りは止め、家に帰った。今回の釣行でも大物を手にすることはできなかったが、前回といい今回といい、数は出ているので大きいのに再び出会える日もきっと遠くないと思う。

家に帰った次の日から数日、筋肉やどこかの筋が痛かった。筋肉痛はよく筋肉痛を起こす主要な筋肉?ではなく、なにか体の奥の方の筋肉だとか、ちょっといつもと違う小さい筋肉?だとかが痛んだ。時には泥に手の指や足の先を突き刺して体を支えるような移動のしかたをしたものだから、普段全く使わない筋肉を使ったのだろう。

あんなに疲れて帰りを一日早くしたのだが、数日後には楽しかった気持ちだけが頭には残っていて、すぐにでもあそこ戻って釣りをしたいと考えている自分がいる。

しかし、今シーズンは北にはもういかない。もう少し秋が深まったら、東のイトウを狙いに行くだろう。
だがこれは、釣れない釣りなんだよなー。


今回の釣行で最大は70cmだった。大人の風格が出始めるサイズ。


10月2日(日) 釣った魚は全部食うの巻



みっしーさんとなんかして遊ぼうということになり、じゃあ、釣りをしてその後家族でまあきち亭でもどうですか?ということになった。
よく釣りに行く河川はまだ濁りが取れていないところが多いようなので、湧水の河川だとか枝川だとかを求めて南十勝の川を攻めた。


1尾釣る度に「これでみんなに塩焼きがあたるな」などと考えていた。

今日のコンセプトは、「釣った魚を全部喰う」ということだったので、人差し指くらいしかないニジマスも全部キープした。ある河川で堰堤上から、白泡の中にミノーを投げ込んだら、でっかいニジマスががっぷりと食いついた。
しかし、足場は高いし、まわりこむこともできないし、どうすることもできずにしばらくファイトした後バラしてしまった。もし60cmオーバーというような魚なら、たぶん堰堤下に飛び込んでなんとかキャッチしようとしただろう。でも、きっと45cmぐらいだと思う。だいぶファイトしたけれど最後まで弱らないナイスファイターだった。


二人でこれだけ。大きいのでも30cmぐらい。

家に着き、ピンコのニジマスは唐揚げにし、20cm以上のニジマスは塩焼きにした。
その他に、ほぼフルコースというほど飯を作ったが、みっしーさんのところから来た二人の娘たちは、あの小さい体のどこに入るのだろうというほどに、出す料理出す料理、たいらげてくれて嬉しかった。

たくさん食べてくれる人、大好きだ。


10月1日(土) ナキウサギの山へ

夏にナキウサギ坊主をくらった山へ行った。
1日のんびりと過ごしたが、肝心のナキウサギはほんとーーーーーーーにたまに顔を見せるだけ。
結局、朝から日が落ちるまで山の中にいた。

でも、東京から北海道に移住して、仕事をしつつ写真を獲っているという方と出会ったり、カワセミの写真撮影にハマっている方に出会ったりと、良い出会いがあったのでいいかな。


ルリビタキの、メスかな?若オスかな?どっちかわからない。


ぐたーって、リラックスして日向ぼっこをしているナキウサギがいた。